素材・データ集店

陳腐なイメージの押し付け
私は素材辞典シリーズのファンで、自然や小動物、テクスチャーなどの質の良い素材を常々利用しています。しかし、中にはタイトル数を増やすためだけに作られたとしか思えない、質の悪いものも混じっているので、買う前に必ず宣伝用のPDFのカタログで中身を確認することにしています。 このタイトルは数ある素材辞典シリーズの中でも最悪のものの一つだろうと思っています。眺めていると、陳腐なイメージを押し付けて、これを素材に何かを作れと言われているようで腹が立ってきます。単なる素材提供者がイメージの企画者を気取るとこういう悲惨なことになるのだと思います。シリーズの中には、これと似たような月並みなイメージを一方的に押し付けようとするものが他にもたくさんあります。 データクラフト社には「素材」の意味をもう一度考え直していただきたいと思います。
もう21世紀だけど……
20世紀末において「21世紀」といえば、「新世紀」「新しい時代の幕開け」と、先進的な未来像をイメージする言葉の一つだった。そんなイメージをビジュアル化した素材を集めたのがこの「21世紀イメージ編」。

「21」という文字イメージだけでなく、ネットワークやバイテクなど、新時代の幕開けを想像させるものが用意されている。

もちろん今はもう21世紀。賞味期限が切れた素材もいくつかあるが、先進的イメージを求める人には一度チェックしてみるのも悪くないといえよう。

あまり使えない
まずモデルの女性の髪形やメイクが古い。
80年代後期〜90年代初頭という感じ。

服装やポーズ、シチュエーション、撮影の仕方などがワンパターンで
使えるものが少ない。もっとバリエーションが欲しい。